こんな疑問をお持ちではないですか?
この記事では、セールスライティングとは何か?
他のライティングとどのように違うのかを解説します。
読み終える頃には、「なるほど、セールスライティングとはそんなに凄いものなのか!」と思っていただけるでしょう。
文章を学ぶなら、セールスライティングは欠かせませんからね。
セールスライティングとは?
セールスライティングとは、文字通りモノを売る文章のことです。
文章でセールスができると、とても仕事が楽になりますよ。
なぜなら、セールスライティングで書き上げた一枚のセールスレターに広告費をかければ、数千人に見てもらえます。
そこから、売上があがれば、定期的に広告に出すだけですからね。
簡単にいうと、一対一で対面の営業をしていたものを、一対数千人にアプローチできるイメージです。
レバレッジがきくということですね
さまざまな役割を持つコピーライティング
ライティングには、さまざまな種類があります。
- webライティング
- コンテンツライティング
- SEOライティング
- セールスライティング
- コピーライティング
まず、すべてにおいてコピーライティングだということ。
コピーライティングとは文章のことなので、コピーライティングの中に、それぞれが含まれるというイメージです。
なので、一番下のコピーライティングは土台ということになります。
webライティング
webライティングは、webで閲覧できるすべての文章を指します。
ブログ記事のように検索上位を狙うものもあれば、コラム記事のように自社サイトに訪れた人を対象にしているものもあります。
企業の理念を伝えるライティングもwebライティングですし、ダイエットの方法を伝えているものもwebライティングです。
webライティングも意味合いとしては、対象が広いですね。
コンテンツライティング
コンテンツライティングは、価値を与えつつ行動を促す場合に用います。
読者の悩みを1記事で解決できるものですね。
読むだけで解決する場合と、具体的なステップを提示する場合があります。
SEOライティング
SEOライティングは、その名のとおりでGoogleの検索エンジンに評価してもらうためのライティング方法です。
SEOライティングは、あまり意識をしないでいいでしょう。
なぜなら、Googleはユーザーの役に立つコンテンツを評価するので、いかにユーザーの悩みを解決できるかを意識すればいいのです。
一昔前までは、SEO対策として多くの技が存在していましたが、どれも通用しなくなってきています。
セールスライティング
セールスライティングは、文章においてモノを売る力を持つライティング技術のことです。
セールスライティングには、人間心理が含まれているので、人の欲求にアプローチできます。
人が思わずお財布からクレジットカードを取り出してしまうような、ライティング技術です。
要は印刷されたセールスマン
セールスライティングとは、セールスマンの使うセールストークを文字に起こしたものです。
セールスマンのトークスクリプトが理解できれば、何をどの順番で伝えることが効果的なのかを理解できますよ。
セールスライティングが必要な場面
セールスライティングはブログでいうなら収益記事で使います。広告で集客をするなら、LPで使います。
大切なのは、セールスの場面でしか使わないことです。
たとえば、集客記事でも何かしら売りつけようとしている記事をよく見かけます。
人は売り込まれるのが嫌いです。
すべてのページで売り込みをしていると、読者はサイトやブログ全体に嫌悪感を抱いてしまうことさえあります。
セールスライティングはLPなどの収益記事で使うようにしましょう。
セールスライティングの型<大枠と少枠>
セールスライティングには、文章を書き進めるうえで「型」があります。
大枠と少枠をひとつずつご紹介しますね。
<大枠> AIDAの法則
- Attention(アテンション)
- Interest(インタレスト)
- Desire(デザイア)
- Action(アクション)
コピーライティングには、さまざまな型がありますが、基本的にはこのAIDAの法則を派生させたものといわれています。
ちなみに、この順番は人間心理において欲求を湧かすのに有効です。
AIDAの法則については、こちらのページで詳しく解説しています。
» セールスレターで不可欠な『AIDA(アイダ)の法則』とは
<少枠> PREP法
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
PREP法は、説得力をもたせる文章の構成です。
こちらは、少枠なのでAIDAの法則内で使います。
どこで使うかというと、「Desire」のボディコピーの部分です。
ちょっとわかりづらいと思うので、図で説明します。
PREP法については、こちらのページで詳しく解説しています。
》PREP法とは? 「これだけ」論理的に説得力のある文章を書けます
図のようにボディコピー内で、PREP法を用いながら話を進めることで、「なるほど」と読み手に思ってもらえますよ。
メリットではなくベネフィットを提示する
僕は軽自動車に乗っています。車を買うときには2台の同じ軽自動車が並んでいました。
・純正の軽自動車
・カスタムされた軽自動車
僕はカスタムされた軽自動車を選びました。さてなぜでしょうか?
車に乗れればいいのならカスタムの必要はありませんね。
でも、僕はそのカスタム車に乗っている自分を想像したのです。
友達から「かっこいいじゃん」と言われたい。車を走らせているときに「何あれ?かっこいい」と周りの人が振り向いている姿などを想像しました。
モノを売るときは、未来を想像させるベネフィットを語りましょう。
メリットとベネフィットの違いは、こちらの記事を参考にしてください。
》メリットとベネフィットの違い
セールスライティングは人間心理の理解が必要
セールスライティングを学ぶうえで、「人はなぜものを買うのか?」を追求していく必要があります。
そのうえで、セールスライティングを学ぶなら外せない本を一冊ご紹介します。
この影響力の武器という本を読んでいないセールスライターはいないと思うくらい有名な本ですよ。
影響力の武器では、6つの人間心理について事例をまじえて詳しく書いてあります。
つまり、研究された結果ばかりが書かれているわけです。
・返報性
・コミットメントと一貫性
・社会的証明
・好意
・権威
・希少性
まとめ
セールスライティングとは、モノを売るライティングの技術です。
覚えるには知識がないと覚えられません。
そのためには、セールストークの順番や、人間心理を学ぶ必要があります。
それらは、ご紹介した本でかなり理解は深まるでしょう。
セールスライティングができれば、人のモノを売ることもできるし、自分の商品も売ることができます。
インターネット時代に、食いっぱぐれのないスキルとなりますよ。
ちなみに、AIDAの法則以外にもセールスライティングの型はたくさんあります。
興味があったら「ライティングの文章構成(型)まとめ」も参考にしてくださいね。