キャッチコピーでは見込み客に商品のメリットを一瞬で伝える必要があります。
なぜなら、見込み客は自分に関係する商品か、自分の悩みを解決してくれる商品かを一瞬で見極めます。
そのためにパッと見てもメリットが伝わならなければなりません。
では、そのメリットを一瞬で伝えるには、どうすればいいのか。
反応のキャッチコピーはQPC分析を参考にすると書きやすくなります。
QPCのキャッチコピーへの落とし込み方をご紹介しましょう。
QPC分析とは
QPCとは以下の3つの要素で成り立ちます。
- Q 品質(Quality)
- P 価格(Price)
- C 利便性(Convenience)
以上の3つの要素で構成される分析方法でしたね。
品質
鮮度 産地直送、取れてから3時間
こだわり 手作り、天然、無農薬
人気 雑誌で紹介された、SNSで話題、行列
伝統 江戸時代創業、老舗、10代続く
権威 専門家、日本一、授賞
価格
訳あり アウトレット、傷物、B品
仕入れ 問屋卸、メーカー直販、OEM
利便性
納期 当日配送、明日届く
持ち運び 重さ、大きさ
品揃え 商品数、倉庫面積
専門性 特化、特殊
QPCからメリットを考える
QPCのいずれかを使って、成績の出ない営業マンに向けた本のタイトルを考えてみます。
まずは、品質から書いていき、最終的にはひとつのキャッチコピーにQPCのすべてを入れていましょう。
利便性(Convenience)からキャッチコピーのメリットを考える
たとえば、Cの利便性から営業マンに向けた本のタイトルを考えてみます。
メリットを考えるときに、営業マンが何で困っているのかをしっかりとリサーチする必要があります。
ターゲットが成績の悪い営業マン向けだとして、「あなたが営業成績TOPを実現するための5つの智慧」というタイトルだったらどうでしょうか?
ずっと成績が悪く、上司に怒鳴られてばかりいる営業マンならば、社内で表彰されるほどの成績を残してみたいでしょう。
また、5つの智慧という言葉も、どんなことだろう?と気になりますよね。
品質(Quality)からキャッチコピーのメリットを考える
では、もっとメリットを強化できるのか。
「セールスの神○○が明かす!営業成績TOPを実現するための5つの智慧」ではどうですか?
ここでは、利便性に加えて品質の枠に入る「専門家、日本一、授賞」を入れてみました。
先程のタイトルに、さらに権威ある人物の名前が入ることで、まだ見ぬ本の中身の強力さがより増します。
これでさらに一瞬でメリットが伝わりました。
きっと営業の神といえる人が現役のときに実践してきた5つのことなんだろうと思い、自分の欠けている部分を補いたくなるでしょう。
もちろん、○○の部分には、営業マンならば誰でも知っている人物を起用しましょう。
コピーライティングなら、ダン・ケネディ。
マーケティングならシュガーマンなど。
その道におけるプロである成功者の名は、強い信憑性を生み出すことができます。
価格(Price)からキャッチコピーのメリットを考える
「セールスの神○○が明かす!営業成績TOPを実現するための5つの智慧」にQPCの価格を入れるならどのように入れるか。
たとえば、文頭に「出版記念ワンコイン」「100冊限定750円」などと入れることもできます。
注意 理由もなく価格を下げるのは止めましょう。
人は値段が安いと中身も大したものではないと思う心理があります。価格を下げる場合は下げる理由や限定数をつけましょう。
価格をつけることで、あまりにもキャッチコピーが長くなるなら、削れる部分がないかを考えましょう。
「100冊限定500円 セールスの神○○が明かす!営業成績TOPを実現するための5つの智慧」
これだと文字数が44文字と多いです。
キャッチコピーは、30文字程度におさえた方がいいです。理由はGoogleで検索されたときに、30文字以降は「…」と記されてしまい、最後まで表示されないからです。
「「100冊限定5百円」営業の神○○直伝TOPに必要な5つの智慧」
これで31文字です。あと1文字削った方がいいのですが、上のキャッチコピーの場合は智慧の慧が見えなくても、メリットは伝わっているので、無理して削らなくていいでしょう。
逆に、やってはいけないのが数字を漢字にしてしまうことです。
百冊限定五百円にしてしまうと漢字ばかりが並んでしまい、瞬時に判断ができません。せっかく入れた価格のメリットが伝わらないことになります。
数字は漢字になおさず、他の部分の文字を削るようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
QPCの要素を入れることで、キャッチコピーにメリットを追加することができます。
メリットは一瞬で相手に伝わるように書きましょう。
ぜひ、QPCをあなたのキャッチコピーに取り入れてみてください。
反応が変わること間違いなしです。