何を書いたらいいの?
この記事は、そのように思われている方のために書きました。
サブキャッチコピーはキャッチコピーが短い場合に特に有効です。
また、人はキャッチコピーから読むために、そのすぐ下に位置するサブキャッチコピーも読まれやすいので、読み手の気を引くこともできます。
この記事では、サブキャッチコピーの役割や書き方についてご紹介いたします。
サブキャッチコピー(サブヘッドコピー)とは
サブキャッチコピー(以後サブコピーと呼ぶ)とは、キャッチコピーの足りない部分を補うパーツです。
キャッチコピーの上に書く場合と下に書く場合があります。
いずれにしてもキャッチコピーの一番近くに書き、本文に引き込む役割があります。
(例)青汁
公式サイト参照
サントリーの青汁では、「栄養と味の黄金ブレンド」がキャッチコピーとなり、「栄養、美味しさ、品質 創業120年を超える飲料メーカーだから実現できた、こだわりの青汁」がサブコピーとなっています。
栄養、美味しさ、品質というメリットは、創業120年という歴史からくる信頼性によって、より引き立てられていますね。
これが、昨年起業したばかりの会社が同じように、栄養、美味しさ、品質にこだわりました。といっても説得力がありません。
2つのサブキャッチコピー
サブコピーには2つの種類があります。
ただし、人によっては明確に言い分けているために、「いや、サブコピーはひとつだよ!」という方もいると思いますが、コピーライティングでサブコピーと呼ばれているものを2つご紹介します。
キャッチコピーの近くに位置するサブキャッチコピー
ひとつめは、すでにお伝えしたように、キャッチコピーを際立たせるサブコピーです。
短いキャッチコピーであれば、サブコピーでよりキャッチコピーを細分化して伝えられます。
また、キャッチコピーが長いものであれば、サブコピーは省かれることもあります。
(例)キャッツ
公式サイト参照
こちらのキャッツの公式ページです。CATS(キャッツ)はタイトルです。
キャッチコピーは「人生が変わる極上のエンターテイメント。」
サブキャッチは「奇跡の歌声。驚異のダンス。」ですね。
サブキャッチコピーの役割は、キャッチコピーを補足するものなので、極上のエンターテイメントとは、歌とダンスであることを伝えています。
このようにキャッチコピーの上に持ってくる場合もあります。
ボディコピー内に位置するサブキャッチコピー
ふたつめのサブコピーは、ボディコピー内の中央に寄せられて太文字で少し大きい文字です。
見出しコピーと呼ぶ場合もあり、文字数の多いページで読み手を飽きさせないために、随所で気を引くために用いられます。
また、単純に区切ることで、一呼吸おけるので、読みやすさを意識したパーツでもあります。
このような中央寄せの文字を見たことがあると思います。
淡々と連なる文章よりも、サブコピーを加えることによって、どこに何が書いてあるかが明確になります。
サブキャッチは何を意識すればいいのか
ここでは、2つのタイプのサブキャッチで何を意識するべきかを説明していきます。
キャッチコピーの近くに位置するサブキャッチコピー
トップのサブコピーでは、キャッチコピーを補足して、よりメリットやベネフィットが伝わりやすいように書きましょう。
そのさいには、以下の三大欲求を含めると効果的です。
三大欲求を含める
- 短時間
- 簡単
- 確実
など。
人は面倒くさがりです。なるべくなら楽をしたいのです。
サブコピーで、三大欲求を意識することで、より読み手をボディコピーに引き込んでいけるでしょう。
キャッチコピーは、「3日で1キロずつ確実に痩せませんか?」です。
サブコピーでは、キャッチコピーを補足しています。
ベネフィットを入れる
サブコピーにベネフィットを入れても効果的です。
たとえば、1ヶ月後の同窓会で誰よりも若々しく見られる。
あるいは、海の日まで後30日、わずか1ヶ月後にお気に入りの水着を着て浜辺に立っている姿を想像してください。
ナイススタイルなあなたの姿を男性たちが目で追い続けます…のような笑
ストーリーを入れる
モニターの身長150cm、体重80キロの主婦は、誰の目からみても太っていました。
しかし、このダイエット法を試してから、3ヶ月で彼女は見違えるように変身しました。
今では、誰も彼女を太っているとは言いませんが、よくなりこともひとつあります。
彼女は痩せてからというものの、男性から多くのアプローチを受け、今では3股しています…のような笑
ボディコピー内に位置するサブキャッチコピー
ボディコピー内のサブコピーで意識することは、読み手が流し読みをしていると仮定したうえで、サブコピーだけを読んでも意味がわかるかという点を意識しましょう。
方法としては2つあります。
サブコピーを書く方法1
ブログコンテンツやコラムのように、小見出しにする文言を先に決めておく。
そうすることで、小見出しをひとつのパーツとして、その表題に合った文章を書いていくというやり方です。
サブコピーを書く方法2
小見出しを決めずに、ひたすらコピーを書いていき、その後で興味を引く言葉やパワフルな言葉を中央寄せしていくやり方です。
サブキャッチコピーの書き方
最後に、トップコピー内のサブコピーの書き方についてご説明します。
ざっと書いたものですが、あなたの参考になればと思います。
例えば、キャッチコピーが
「遂に人類の悩みを払拭するダイエットサプリをNASAが開発」
だとしたら、
サブコピーは、
「100人のモニターが、1日わずか10分、15日間だけで脂肪が○%燃焼した」
というように、キャッチコピーをより具体的に分かりやすく、そして魅力的に見せます。
サブコピーは、大体2から3行のものが多いので、あまり長くならないようにまとめましょう。
忘れてはいけないのが、お伝えした三大欲求です。
「100人のモニターが、1日わずか10分、15日間だけで脂肪が○%燃焼した」
の場合だと、100名、1日、10分、15日などの「数字(具体的)」。
わずか10分という「利便性(簡単)」などがあります。
見方によっては、100名のモニターという実践者の人数により、安心感を抱いてくれるお客様もいるでしょう。
まとめ
キャッチコピーが魅力的であれば、サブキャッチコピーを読んでもらえます。
サブコピーが魅力的であれば、リード文を読んでもらえます。
リード文が魅力的であれば、ボディコピーを読んでもらえます。
このように、すべてのパーツ、すべての行は次の行に読み進めてもらうためのもの。
サブコピーは、サブコピーだけを読んでも何が書いてあるかわかるように、書いた後にチェックすることをおすすめします。
この記事が参考になればと思います。