「努める」「務める」「勤める」。
この3つの漢字を使い分けられますか?
もし、使い分けられないなら、この記事を読むだけで、使い分けられるようになるでしょう。
「努める」「務める」「勤める」の違い
「努める」は”努力する”の意味で、「勉める」とも書きます。
「問題の解決に努める」「療養に努める」
「務める」は“役目にあたる”の意味です。
「議長を務める」「弁慶の役を務める」
「勤める」は“雇われて働く。勤務する”という意味です。
「銀行に勤める」
「努める」の意味
「努める」とはweblio辞書によると
力を尽くしてあることをする。努力する。 「実現に-・める」 「療養に-・める」 「笑うまいと-・める」 「夫のためには随分-・めてきました」 → つとめて
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、一生懸命におこなう。力をつくすこと。
「努める」の正しい使い方
(例)
・クレームの減少に努める
・売上低下の原因追求に努める
・冷静になろうと努めたが彼の一言で怒りが爆発した
「務める」の意味
「務める」とはweblio辞書によると
役目にあたる。また、芝居などの役を演じる。 「案内役を-・める」 「弁慶の役を-・める」
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、役目をうけもつこと。
「務める」の正しい使い方
(例)
・入社してわずか1年で役職を務める。
・忘年会で乾杯の挨拶を務めた。
・先月の飲み会では幹事を務めた。
「勤める」の意味
「勤める」とはweblio辞書によると
会社・商店・団体に雇われて、そこで働く。勤務する。 「銀行に-・める」 「役所に-・めている」
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、会社などで働くこと。
「勤める」の正しい使い方
(例)
・勤め先の電話番号が思い出せない。
・1年でもしっかりと勤めたなら立派だ。
・この会社に勤め始めたとき、社員はわずか6人だった。
まとめ
いかがでしたか?
努める、務める、勤めるの意味の違いはわかりましたか?
最後におさらいです。
- 「努める」は“努力する”の意味。
- 「務める」は“役目にあたる”の意味。
- 「勤める」は“雇われて働く”の意味です。
忘れそうになったら、このページに戻ってきてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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