「絶つ」と「断つ」の意味の違いと正しい使い分け方

「金銭問題で彼との縁はたたれた!」

こんな文章を書くことは少ないと思いますが、「たつ」という感じに時折悩まされることはありませんか?

この場合は「ご縁は絶たれた」となります。

「絶つ」と「断つ」の意味の違いを知っていれば、使い分けることも容易になります。

今回は「絶つと断つ」の違いと使い分け方についてご紹介いたします。

 

「絶つ」と「断つ」の違い

 

「絶つ」には、つながりをなくす。終わらす。という意味があります。

「雪山で消息を絶つ」「切腹で命を絶つ」「希望が絶たれる」など

 

「断つ」には、切り離す。さえぎる。やめる。という意味があります。

例えば「鎖を断つ」「恋人の仲を断つ」「酒を断つ」 など。

 

「絶つ」の意味

「絶つ」とはweblio辞書によると

生活費や原料の供給が行われないようにする。 《絶》 「石油の供給を-・つ」 「親元からの送金を-・たれる」
それまで続いていたことをそこでやめる。 《絶》
webilio辞書より引用

といった場合に用いると記述されています。

つまり、つながりを打ち切る。終わらせるという意味です。

「絶つ」の正しい使い方

(例)
・あれから1ヶ月経過したが彼の消息は絶たれたままだ
・嘘をついてばかりいる友人との関係を絶つ
・我々にとって最後の望みが絶たれた

 

「断つ」の意味

「断つ」とはweblio辞書によると

ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。 《断》 「鎖を-・つ」 「はらわたを-・つ思い」 「悪の根を-・つ」
必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。 《断》 「補給路を-・つ」 「退路を-・つ」
webilio辞書より引用

といった場合に用いると記述されています。

つまり、切る。切りはなす。続いていたことをやめる。遮る。という意味になります。

 

「断つ」の正しい使い方

(例)
・エプロンを作るために布を断つ
・大好きなお酒を断つ
・彼は二人の関係を断った

まとめ

 

  • 「絶つ」は、つながりをなくす。終わらす。
  • 「断つ」は、切り離す。さえぎる。やめる。

 

ただし冒頭でお伝えした「ご縁」の場合は、縁を人とのつながりと考えれば「つながりを絶つ」といえます。

しかし、ご縁とは糸のように繋がっているものと考える場合は「断つ」になります。

どちらの表現を使うかは、その前の言い回しによりますので、「私たちを結んでいた縁は断たれた」などの言い方だと意味が伝わりやすいかと思います。

ぜひ、あなたの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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