PASONAの法則を使うとどうなるの?
PASONAの法則で反応は得られるの?
こんな疑問にこたえます。
この記事では、PASONAの法則の歴史から意味、使い方までをご紹介します。
最後まで読み終えることで、PASONAの法則を使った反応の取れる文章が理解できますよ。
PASONAの法則の歴史
PASONAの法則(パソナの法則)は、1999年に日本のマーケターである神田昌典さんが提唱したコピーライティングの法則です。
ユーザーの購買行動を促しやすい順番でメッセージを伝えるための法則です。
PASONAの法則ってどういう意味?役割は?
PASONAの法則は、それぞれの英語の頭文字を組み合わせたものです。
一つひとつに役割があるので、説明しますね。
【Problem:問題】ユーザーが抱えている悩みや欲求の問題を提起する。
【Agitation扇動】問題を炙り出し、あおりたてる。
【Solution:解決策】問題を解決する具体的方法を提示する。
【Offer:提案】解決する方法を導入してもらうための提案をする
【Narrowing Down:絞込】限定期間を絞り込み、今すぐ購買すべき理由を示す
【Action:行動】行動を促す
PASONAの法則を使うとどうなるの?
PASONAの法則は、ユーザーの購買行動を考えた作りになっています。
つまり、人がモノを買うときの感情の変化に合わせているんです。
どんな順番で何を言うかで、購買意欲が高まるわけですね。
なので、PASONAの法則を使えば、反応は高くなりますよ。
PASONAの法則の使い方
ここからは、PASONAの法則の簡単な使い方、進め方について説明します。
【Problem:問題】
Problemは、キャッチコピーの部分です。
ユーザーの興味を惹く問いかけをしましょう。
例)
・こんなことでお悩みではありませんか?
・もしも、こんなことが可能だとしたら、どう思いますか?
【Agitation:扇動】
問題を抱えたままだと、未来的にどうなってしまうのか伝える。
人は喜びを得るよりも、痛みから回避されたい思いの方が強い。
例)
・今の状態を放っておくと、2年後あなたはどうなっているでしょう。
・今の状態から何もしなければ、変わることはないでしょう。いやもっと事態は深刻になっていくことも考えられます。
【Solution:解決策】
解決方法をバシッと出して、理由とベネフィットも語りましょう。
例)
・その方法を解決するにはコレが一番です。
なぜなら、これまで世界で3000人の人生を変えてきて、93%の人が満足したと答えています。
あなたもこの方法を試すことで、将来の不安から解放されて二度と同じ問題で悩むことはなく、安心して笑顔で人生を軽やかに歩んでいけます。
【Offer:提案】
ユーザーはお金を払いたくありません。
ここでは、ハードルを下げて「それならいっか…」と思ってもらえるような提案を考えましょう。
例)
・まずは一週間無料でお試しください
・送料のみで無料サンプルを3つお届けします。
【Narrowing Down:絞込】
モノを売るときには、必ず限定性をつけるべきです。
無期限なものに対して人は即行動を示さないからです。
例)
・この特別なご提案は本日限定です。
・サンプルには限りがあります。残り35個
【Action:行動】
人は、行動したほうが良いと思っていても「さぁ〇〇をしてください!」と言われなけば行動しないものです。
行動してもらうけです。とてもシンプルに呼びかけましょう。
例)
・今すぐお名前とメールアドレスをご入力ください!
・今すぐ「0210-****-****」へお電話ください。
各パーツで伝えることが決まりました。
PASONAの法則の、どこで何を伝えるかが理解できたと思います。
では、次はPASONAの法則を使った例文をみてみましょう。
PASONAの法則で書く例文
・ターゲット:主婦
【Problem:問題】
「あー晩ごはんの献立を考えるのがめんどくさい!」と思っていませんか?
【Agitation:扇動】
問題を炙り出し、あおりたてる。
その思いは、これから先もずっと続くと考えるとゾッとしますよね。
今日は何を作る予定ですか?
【Solution:解決策】
脅すためにご連絡したわけではありません。
今日は、あなたに週に一回か二回は、献立を考える作業を忘れ、楽をしてもらうためのご提案をお届けしようと思います。
ご安心ください。あなたが楽をするからといって、ご家族が不満な思いをするわけではありません。
むしろ、とてもハッピーになり、お互いにWin-Winになります。
ご紹介したいのは「冷凍焼き鳥丼」です。
レンジで3分間チンして、あったかご飯に乗せるだけ。
「なんだ、冷凍食品?」と思いましたか?
そうでしょう。でもこの焼き鳥丼はあなどれません。
この焼き鳥丼は、東京の名店、西麻布の○○が監修していて、お店と同じ味を再現しています。
西麻布の○○といえば、半年は予約が取れないほどの有名店です。
そこの店主、太郎さんが「家族を持つ忙しい女性の助けになりたい」という我々の理念に共感してくださり実現しました。
【Offer:提案】
そんな半年間予約の取れない名店の味を、あなたはメール一通で、手に入れることができます。
それでも、あなたの頭の中にはこんな疑問もあるでしょう。
「冷凍食品って味が落ちるのでは?」と。
そこで、本当においしいのか知っていただくために、初回のみ3食分を無料で差し上げています。
あなたは送料の340円を負担するだけです。
たった340円で、名店の味が3食もついてきますよ。
ちなみに、この焼き鳥丼は実店舗でも取り扱っていて、お値段は一人前で1,100です。3食なら3,300円になります。
お得かどうかは考えなくてもわかってしまいますね。
【Narrowing Down:絞込】
ただし、大変人気な商品となっており、ご注文の締め切りは明日の23時までとなっております。
【Action:行動】
明日の23時までに、以下の決済フォームにお名前とご住所を入力し、代金340円をお支払いください。
名店○○の味を2日以内にお届けします。
ざっと書きましたが、こんな感じで使えます。
もちろん、お客様の声などを入れることで、より反応は高くなりますよ。
PASONAの法則で反応は得られるの?
僕の意見になりますが、PASONAの法則は金融関連や健康関連だとより一層反応が強くなります。
- 私達の年代の年金はほとんど出ない。今のままで貯金はいくら貯まりますか?
- 今の生活を続けていくと、これら3つの重い病気になる可能性があります。
こんな言葉を浴びせられたら不安になりますからね。
不安になるのは、実際に当てはまる部分があるからです。
人々が不安を抱える市場においてPASONAの法則は強い反応を得られるでしょう。