「ついきゅう」この漢字も、しっかりと意味が分かっていなければ、どれを使ったらいいのか分かりません。
「追求」「追究」「追及」には、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
すべて明らかにしてご紹介いたします。
「追求」「追究」「追及」の違い
追求は、目的を追い求めること
追究は、学問などで、わからないものごとを、明らかにしようとすることです。
追及は、どこまでも調べて、追い詰めることです。
「追求」の意味
「追求」とはweblio辞書によると
目的とするものを手に入れるためねばり強く追い求めること。ついく。 「利潤を-する」 → 追究(補説欄)
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、めあてのものを、どこまでも追いかけて、手に入れようとすること。追い求めることです。
「追求」の正しい使い方
(例)
・事件の真相を追求する
・彼は海外へ行くという夢を追求した
・表彰されたのも営業のトップを追求した結果だ
「追究」の意味
「追究」とはweblio辞書によると
(学問的に)不確かなことや不明なことをどこまでも探究すること。深く考えきわめること。 「真理を-する」 「深く其内実の如何(いかん)を-することなく/福翁百話 諭吉」 〔同音語の「追及」は責任・欠点などをどこまでも追いつめること、同じく「追求」は手に入れようとしてねばり強く追い求めること。それに対して「追究」は学問・真理などを深く考えきわめることをいう〕
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、学問などで、わからないものごとを、どこまでもさぐって明らかにしようとすることです。
「追究」の正しい使い方
(例)
・美肌を追究した結果、マイナス5歳肌になった
・未解決事件を追究する
・自分の 役目を追究しても答えは出ない。
「追及」の意味
「追及」とはweblio辞書によると
責任・欠点・原因などをどこまでもくいさがって問いただすこと。 「当事者の責任を-する」 「 -の手をゆるめない」
追いかけてあとから追いつくこと。 「敵を索(もと)めつつ北上し、十時三十分頃之に-し/此一戦 広徳」 → 追究(補説欄)
webilio辞書より引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、どこまでも調べて、追いかける。追い詰めることです。
「追及」の正しい使い方
(例)
・彼は失敗の原因を上司から追及された
・顧客心理を追及した結果、ある答えにたどりついた
まとめ
いかがでしたか。
おさらいですが、「追求」「追究」「追及」の意味の違いは以下のとおり。
追求は、目的を追い求めること「利益を追求する。」
追究は、学問などで、わからないものごとを、明らかにしようとすることです。「学問を追究する。」
追及は、どこまでも調べて、追い詰めることです。「責任を追及する。」
こうして使い分けてください。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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