他との違いが見つからない
こんな悩みをもっているならば、QPC分析によって差別化させられます。
QPCの3つの訴求ポイントのうち、ひとつでも強みがあれば独自性ができるので、強みになりますよ。
QPC分析とは?
QPC分析とは、訴求ポイントを絞るための分析方法です。
QPCとは、それぞれ、品質(Quality)、価格(Price)、利便性(Convenience)の頭文字をとったもので、自社商品の強みを全面に出し、競合より優位性を得るために用います。
QPCの役割とは
品質 | |
鮮度 | 築地直送、できたて |
こだわり | 手作り、天然、無添加 |
人気 | 行列ができる、メディアで紹介された |
権威 | 有名人、専門家、医者、世界一、特許 |
伝統 | 老舗、明治創業、何年続く、○代目、 |
価格 | |
仕入れ | 問屋直販、現地買取、製販一体 |
事情 | 規格外品、業務用、B品 |
利便性 | |
専門 | 相談ができる |
納期 | 即日納品、当日発送 |
品揃え | 商品数、海外製品 |
持ち運び | 重さ、パッケージング |
簡単 | 誰でも、手軽に、○分で |
QPCで訴求ポイントを決める方法
上記で記載したQPCの役割の中から、自社の得意とする部分を抜き出しましょう。
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1自社の得意とする部分を全て抜き出す
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2他社の競合商品と比べてみて、抜きに出られそうもないものを消していきます
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3残った訴求ポイントは、競合にも劣らない独自性の強い訴求ポイントと考えられます
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4ステップ3で残った訴求ポイントをキャッチコピーに含めれば、他社との違いを全面に押し出したキャッチコピーとなります
QPCでいくつも他社商品より秀た部分を見つけたとしても、それらすべてをキャッチコピーに含めるのはよくありません。伝えたいことが多すぎると逆に買い手を混乱させてしまい、メリットがぼやけてしまいます。
QPC分析を用いたキャッチコピーの例
もし、自社の訴求ポイントが、鮮度と納期だったとしたら、キャッチコピーは以下のようになります。
「新鮮な魚を築地から直送で即日お届け!」
組み合わせただけでも、新鮮なお魚が時間をおかずに届くというイメージが湧きます。
では、訴求ポイントをひとつ足して、鮮度、納期、専門性だったらどうでしょうか。
「築地のベテラン漁師が太鼓判を押す、新鮮な魚を築地から直送で即日お届け!」
少し長いですが、自分の目利きではなく、魚のプロが薦める新鮮な魚ということで、築地の中でもよりすぐりの魚を届けてもらえる気持ちになりませんか?
QPC分析を使うと、こうした独自性の強いキャッチコピーを作ることができます。
まとめ
完全なブルーオーシャンの市場は少なく、ほとんどの場合が他社との競い合いです。
こうした時代に、よりお客様に選ばれるのは独自性であり、その独自性がお客様にとってのメリットでなければなりません。
売上がいまひとつとう場合は、QPC分析を用いて、キャッチコピーやタイトルの修正をしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、参考にしてもらえれば嬉しいです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。