「温かい」と「暖かい」は使い分けにちょっと迷いますよね。
んーこれはどっちが正解なのか…とついついググッてしまうこともしばしば。
ですが、これからご紹介することを覚えておくと、正しい使い分け方をググらなくても済むようになります。
つまり、日々の時間短縮になるということです。
そんな『温かいと暖かい』の違いと正しい使い分け方をご紹介いたします。
温かいの正しい使い方
主にに物に触れたときに体感するもの(温度)。
- おでこが温かい、風邪をひいたかも…
- 温かいお茶
- 手と手が触れて温かい
[温かい]という漢字を使うときは、熱くない程度の温度を表現するときに使います。
[漢字]温の意味?
【温( 溫 )】 をん [音] オン ・ウン
① あたたかい。あたたかさ。 「温室・温泉・温暖・温度・温気(うんき)((おんき))・気温・微温」
② おだやか。 「温厚・温順・温情・温良・温和」
③ たずねる。あたためる。 「温故・温習」
④ そのままの形でつつむ。大切にする。 「温存」
出典:webilio辞書
温かいの反対語
・おでこが以前より冷たくなった。熱が下がったかもしれない三点
・喉がかわいたな…冷たいお茶が飲みたい。
・彼女の手は指先まで冷たかった。
暖かいの正しい使い方
気候や気温、温度にたいして体感するもの。
- 気温が暖かい
- 夏の風が暖かい
- 暖房がきいていて暖かい
[暖かい]という漢字を使うときは、暑くない程度の気温を表現するときに使います。
[漢字]暖の意味?
【暖】 [音] ダン
① あたたかい。 「暖気・暖地・暖流・温暖・寒暖・春暖・暖衣飽食」
② あたためる。 「暖房・暖炉」
出典:webilio辞書
温かいの反対語
・昨日から急に気温が寒い
・夏でも海沿いは風が冷たくて寒い
・暖房が壊れて部屋が寒い
まとめ
温かいと暖かいの使い分け方は、反対語を考えると分かりやすくなります。
温かい←→冷たい
暖かい←→寒い
これさえ覚えておけば、どちらか迷ったときに正しい使い分けができるでしょう。
最後に、これはどちらの”あたたかい”か分かりますか?
・恋人のあたたかい思いを受け取った。
はい、答えは「温かい」です。
あの人は冷たい…とは言いますが、あの人は寒いとは言いませんよね?
そう、これも反対語で考えると分かりやすいのです。
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