売上の8割はキャッチコピーが占めるといわれています。
それだけ重要なパーツなだけに、なんとなく作成していては、その後の文章がすべてゴミとなります。
反応の取れるキャッチコピーを書くには、テクニックなどの前に考え方が大切です。
この記事では、キャッチコピーを作成する前の考え方についてご紹介します。
ご紹介するキャッチコピーのパターンを知ることで、反応の取れるキャッチコピーを書けるようになるでしょう。
第一印象が大事
キャッチコピーの前提の考え方として、第一印象が大事ということを覚えておきましょう。
これは、人間にも通じていますね。人は、第一印象で判断をします。
第一印象が、好感のもてるものや、興味を引くものでなければいけないのです。
つまりは、好感=価値を感じさせて、興味を持ってもらえそうに書く必要があるのです。
人は読もうとしていない
あなたのキャッチコピーを、そもそも人は読もうとしていません。
何となく立ち止まり、チラッと見るだけです。そこには何の感情もありません。
デパートでトイレに行った友人を待つ間に、貼ってあるポスターにスッと目をやる程度のもの。
友人が戻ってきたら、すぐさま立ち去ってしまいます。
あなたのキャッチコピーは、そのときにスッと目をやったポスターのキャッチコピーで、読み手の視線を釘付けにし、友人が戻ってきて、読み手に声をかけても、手を引っ張っても払いのけるくらいに釘付けにする必要があります。
人がコピーを読む理由は何か
なぜ、人はキャッチコピーに目をやり、その後の文章を読んで最終的に商品やサービスに申し込むのでしょうか。
それは、読むべき理由をキャッチコピーで判断しているからです。
キャッチコピーから、「何らかの価値があること」や「読むだけで得をする」といったメリットを感じ取れれば、読み手は先へ先へと読み進めてくれます。
つまり、自分にメリットがあるということです。
スッと目をやり、自分へのメリットを感じなければ、すぐに目を反らしてしまいます。
では、どのような要素が含まれていたら、人はメリットを感じてくれるのでしょうか。
- 自分に関すること
- ひみつがある
こうしたものがメリットになります。
ひとつずつ解説していきます。
人は自分に関わることを興味の対象にします
もし、あなたがダイエットに興味があれば、ダイエット関連の記事は自分に関することなので、興味が湧くでしょう。
あなたが筋トレマニアならば、新しく発売されるプロテインなどに興味があるかもしれません。
浮気をされていそうなら、浮気を暴く方法に興味を抱くでしょう。
このように、自分の中の問題に関するものに興味を引かれます。
秘密がある
人は秘密を知ることに興味を抱きます。きっとあなたもそうでしょう。
友人から、「○○さんの秘密を知ってしまった…でも言えない…」なんて生殺しにされたら、余計に聞きたくなるものです。
10日で5キロ痩せるダイエットの秘密-というものであれば、10日後に友人の結婚式に出席する予定の女性は、ドレスを着こなすために、その秘密を今すぐ知りたくなるものです。
反応の取れるキャッチコピー7つのスタイル
ここからはキャッチコピーのスタイルを7つご紹介していきます。
ニュース性スタイル
人はニュースが好きです。そして新しいもの好きです。
新登場や新発表などの言葉に敏感で、流行やゴシップが好きな人も多いでしょう。
何かが噂になれば、どんどんと飛び火して広がっていくのは、あなたもご存知ですよね。
それが、人の性であり、その性に訴えかけるのが、ニューススタイルのキャッチコピーです。
(例)
スイスで飼育されている水牛からしか作れない生チーズが、ついに日本に上陸!
スイスというのは大自然を想像しますし、そんな自然の中で育ったスイスにしかいない水牛の乳から作られたチーズ。
しかも生チーズとなれば、さぞかしなめらかな食感でおいしいのだろうと想像してしまいます。
それが日本でも買えるようになったのなら、ぜひ一度試してみたいと思う人はいるでしょう。
付け加えておきますが、人は最新のものを好みますが、最古も好みます。
伝統の…など。
発見スタイル
発見もとても人の興味を引く言葉です。
もし、明日のニュースで「ニュージーランドの北西に新しい島を発見!」なんて話を聞いたら、どんな島なのか気になるでしょう。
この時代に、まだ発見されていない島なんてあったのか!人は住んでいるのか?気になることは多いと思います。
確実・証明スタイル
人は間違いたくないという思いをもっています。
そして、簡単には信じずに疑いの気持ちを持っています。
特にネット広告には、かなり疑い深くなっています。
そういう人に、かなり強力に働くのが「証明」スタイルです。
(例)
NASAの研究により、飲むだけで見た目が17歳若返るサプリが証明されました。
いかがでしょうか。
もし、上のキャッチコピーが「飲むだけで17歳若返るサプリが新登場!」だったら、怪しくてたまりませんよね。
しかし、あの”NASAが研究して証明した”という強力な信頼感によって、信頼感が上がるのは間違いありません。
信頼感があるので、口コミなどがなくても、売れる商品となるキャッチコピーが証明スタイルです。
セックススタイル
これは、性的スタイルともいい、ダイエット、恋愛、対人などの分野で、異性に対して好感をもたれることをアピールするスタイルです。
性的欲求は三大欲求といわれているだけあり、人間の強い欲望ですから、反応も得られます。
・この方法により、職場の女性からの視線が集まり…
・毎晩別の女性と…
・たくましい体ねと褒められる…
性的なものから、異性からどのように見られたいかなどに焦点を当てて、ダイエット商品などにも用いられます。
健康スタイル
病気になっている人、病気になるのを気にする人のどちらにも訴えかけることのできる方法です。
(例)
・1日たった○○するだけで、30日後に糖尿病の原因となる血糖値を20%下げられます。
・肺がんで死亡する前に…
健康分野は特にしっかりとしたデータを提示しなければなりませんが、データは厚生労働省などから簡単に入手できます。
それだけにデータの図や数字を用いれば、説得力のあるコピーになります。
自動的スタイル
ひと昔前に流行しましたが、詐欺案件が多く疑われやすいという難点もあります。
しかし、いまだに目にするので、反応は得られるのでしょう。
自動スタイルは、「自分が何もしなくても」というオートマチックな要素を含みます。
(例)
1日1回、ボタンをクリックするだけ、あとは寝ていても月に50万円の不労所得!
こういったものです。
人はめんどくさがりやなので、何回騙されても別の広告を見れば、今度こそ!という気持ちになるのかもしれません。
そこで、あなたの商品がキャッチコピーどおりであったなら、爆発的なヒットになること間違いなしです。
痛み・恐怖スタイル
人は痛みを避けようとします。何かを得るよりも、何かから逃れたいという思いの方が2倍強く働くといわれています。
あなたも貯金額と同額を明日もらえるというより、貯金額すべてが失われると聞いた方が、恐怖心を覚えませんか?
あるいは、恋人がいるけれど、明日他に人とデートができるというよりも、明日恋人に振られるという方がメンタルの面で辛いはずです。
そういったとき、逃れる唯一の方法はコレだ!と伝えるのが痛み・恐怖スタイルのキャッチコピーです。
(例)
妻に不倫をされる前に行っておきたい7つのチェックポイント
無料スタイル
いつの時代もフリー戦略は強いものです。
ひと言に無料といっても、その仕掛け方は幾通りもあります。
たとえば、アプローチとして以下のようなもの。
(例)
ライティング講座を1ヶ月無料でお試しください。満足しなければ最初の1ヶ月で解約していただければ費用は発生いたしません。
最初の1ヶ月は無料というスタイルです。
多くの人は、この1ヶ月間でコンテンツの内容を無料で見られ、まるでノウハウを盗まれたような気持ちになりますが、そういった考えを持っていては、フリー戦略は難しいですし、他との違いであるUSPも作りづらくなります。
まとめ
おさらいですが、反応の取れるキャッチコピーの考え方は以下のとおりです。
- ニュース性
- 発見スタイル
- 確実・証明スタイル
- セックススタイル
- 健康スタイル
- 自動的スタイル
- 痛み・恐怖スタイル
これらを駆使して、自分の商品や・サービスをどのようなキャッチコピーで打ち出していくかを考えてみましょう。
もちろん、これらはメールマガジンのタイトルにも使えます。