「指す」と「差す」の違いと正しい使い分け方
このように、「さす」という漢字も使い分けに迷うところです。
指すかな?それとも差すかな?
正しく使い分けるには、漢字の持つ意味と違いを理解する必要があります。
今回は、そんな「指す」と「差す」の違いと正しい使い分け方についてご紹介いたします。
「指す」の正しい使い方
方向・場所・意味を指す。
指を使ってしめす場合。目的の方角へ向う場合。
指すの例文
- 彼女はショーケースの指輪を指して「これが欲しい」と言った。
- この道標は右方向を指している。
- スズメは北を指して飛んでいった。
「差す」の正しい使い方
挟む・かざす・入れる・現れる。
「差す」は、挟む・かざす・入れる・現れるなどの意味合いで使い分けられます。
差すの例文
- 窓から日が差す
- 眠気が差す
- 傘を差す
- 自転車のチェーンに油を差す
「指す」と「差す」の違い
「指す」は指や矢印を使うものに対し、「差す」は指や矢印を使わないものと覚えましょう。
ただし、「ゆびさす」という字を漢字にする場合、指指すだと同じ漢字が連続してしまうので、この場合は「指差す」を使います。
まとめ
「指す」と「差す」は同義語であるために、指すという漢字を差すに置き換えたとしても間違いではないようです。
今回は、「指す」と「差す」の違いと正しい使い分け方についてご紹介いたしました。