収集と収拾も、「ん?あれ、どっちだったかな」と思う漢字です。
同じ読み方でも漢字にするだけで、意味はまったく違うものになる。
不思議ですよね。
この記事では、そんな「収集」と「収拾」の違いと正しい使い分け方をご紹介します。
収集と収拾の違い
収集と収拾の違いは、ひとことで説明するならば
収集-あつめる
収拾-おさめる
です。どういったことか、それぞれの意味と違いをご紹介しましょう。
収集の意味
収集とはweblio辞書によると
① よせ集めること。 「ごみを-する」
② 趣味や研究などのために、ある種の物や資料をたくさん集めること。また、そうして集められたもの。コレクション。 「切手を-する」 「 -家」
weblio辞書から引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、「物を集める」という意味で用います。
収集の正しい使い方
(例)
・私の街では、火曜日と金曜日が燃えるゴミを収集する日です。
・インターネットで情報を収集する。
・趣味は切手の収集です。
収拾の意味
収拾とはweblio辞書によると
①混乱している物事をとりまとめて、秩序のある状態にすること。 「 -がつかない」 「事態を-する」
②ひろいおさめること。
weblio辞書から引用
といった場合に用いると記述されています。
つまり、「物事や騒動がおさまる、あるいはおさまらない」という意味で用います。
収拾の正しい使い方
(例)
・会議は、意見がはげしく対立して、収拾がつかなくなった
・繁華街のさわぎを収拾するために警察が出動する
・部屋は収拾がつかないほどに散らかっている
まとめ
いかがでしたか?収集と収拾の違いはバッチリですか?
収集は、何かを集める場合に、収拾は何かをおさめる場合にと覚えておけば、間違いが防げるでしょう。
あなたのお役にたったら嬉しいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました(^o^)