「十分」と「充分」の使い分けに困ることがあります。
「十分よくできています。」で合っているのかな?
文章を書いているときに迷ったことはありませんか?
そんな疑問を調べましたのでお答えします。
この記事を読むことで「十分」と「充分」の違いと使い分け方が理解できるでしょう。
「十分」と「充分」の違い
「充分」-精神的に満たされている状態(主観的)
「十分」の正しい使い方
十分というのは、一から十まで10等分にしたとして、分け与えるときに使用します。
主に、見た目や数で目に見えて理解できるときに用います。
つまり、物理的、数量的に数値化できる場合に用います。
十分の例文
- 人数はもう十分集まっている。
- ガソリンは十分に入っている
- 夜ご飯は十分に人数に行き渡っている
「充分」の正しい使い方
満ち足りていること。不足なく充実していて完全なさまをを意味します。
主に、見た目や数では数えられず、感覚を表現するときに用います。
つまり、感覚的、精神的に満たされている場合に用います。
充分の例文
- あなたの気持ちは充分に分かりました。
- 安いうえに特典もついて充分満足です。
- もっと稼がないのかい?僕はこれで充分幸せさ。
- 泣いて謝っているんだ。充分反省しているだろう。
まとめ
「十分」と「充分」の違いについてご理解いただけましたか?
よくネットサーフィンをしていると、すべて十分の方を用いているブログなどもあります。
ここで覚えて、正しい使い方をしましょうね。
ただし注意が必要です。
十分を用いるときに、読み手の混乱を防ぐように書きましょう。
たとえば、
「彼はもう十分手伝った。」という文章があったとしたら、十分すぎる程に手伝ったのか、追加で10分手伝ったのか分かりづらくなります。そういった場合は、文章を入れ替えるなどして読み手に伝わるように改善しましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。