こんな疑問に答えます。
この記事では、QUESTのQからTまでの役割を解説します。
読むことで、QUESTの使い方がわかり、文章を書くときのアウトラインとして役立ちます。
つまり、反応の取れる文章を速く書けるということ。
QUESTフォーミュラ(QUESTの法則)とは?
QUESTの法則とは、コピーライターであるマイケル・フォーティン氏が2005年に考案しました。
https://michelfortin.com/blog/
「AIDAの法則」に足りない部分を補って作られ、それぞれのパーツの頭文字を取って「QUESTの法則」として知られています。
- Qualify(絞り込む)
- Understand(共感する)
- Educate(啓発する)
- Stimulate(興奮させる)
- Transition(変化させる)
この5つのパーツの頭文字をとって、QUEST(クエスト)です。
なぜQUESTの法則を使うの?
文章作成のさいにQUESTの法則を使うといい理由は、QUESTのアウトラインに沿って書いていくだけで、見込み客が行動をさせやすい文章に仕上がるからです。
なぜなら、文章の校正は人間心理にもとづいているので「人がどのように感情の変化をして行動するのか」が考えられています。
これはQUESTに限ったことではありませんが、すべての法則は注意を引き、行動させるまでのプロセスを考えて作られています。
だからこそ、いちから考えて書くよりも、QUESTなどのアウトラインを使用した方が、効果は高まるでしょう。
QUESTの法則を使うことでどうなる?
QUESTの法則を使うことのメリットは、書くべきことが明確であることと、校正どおりに書くことで一貫性がでることがあげられます。
つまり伝わりやすい文章に仕上げられるということ。
アウトラインのない文章は、書くことが定まらず、内容がブレてしまうことがあるので、伝えたいことが伝わらない文章になってしまうことがあります。
ですので、文章の校正を使用するのをオススメします。
ただし、間違ってはいけないのが、QUESTの法則を使えば必ず良い反応が得られるというものではありません。
QUESTの法則は、あくまでアウトラインであり、その中身に何を書くかはライターの腕次第でしょう。
マイケル・フォーティン氏も、ブログの中で
QUEST is a guide, not a goal or a rule.
クエストはガイドであり、目標はルールではない。
といっています。
あくまで型であると覚えておきましょう。
QUESTをパーツごとに解説
QUESTの法則の”Q”
Qualify(絞り込む)
「Q」で見込み客を絞り込みます。
その文章に関係のある人とない人を仕分けするためです。
Qの役割は、主に文章の頭にくるキャッチコピー、サブキャッチで行います。
それだけに、いかに見込み客に関係があって興味を引けるキャッチコピーにするかが重要になります。
QUESTの法則の”U”
Understand(共感する)
「U」からは、リード以下のパーツになります。
ここでは、ターゲットの悩みやフラストレーションとなっていることに触れ、好意と信頼感とを得ましょう。
悩みをしっかりと理解して共感し、問題となっていることの解決策があることを伝ます。
良いストーリーを組み入れることで、共感度がアップします。
QUESTの法則の”E”
Educate(啓発する)
「E」では、読み手の抱える問題が、どうしたら解決するのかを伝えましょう。
ここでは、サービスや商品を紹介するパーツになります。
その商品やサービスが問題を解決できる根拠が必要です。
根拠となる証拠を並べていきましょう。
- デモンストレーション
- 統計データ
- 口コミやレビュー
- お客様の声
- 権威者からの推薦
他にも証拠となる要素はありますね。
証拠を並べたときに「読み手に問題が解決できることを知ってもらえたか」を考えましょう。
不十分なら、もっと証拠を足す必要があるかもしれません。
QUESTの法則の”S”
Stimulate(興奮させる)
「S」では、読み手の欲求を掻き立てて「その商品が今すぐ欲しくてたまらない」という感情にさせます。
たとえ、商品やサービスの申し込みに迷っていても、購入や申込みを決定させる要素が必要になります。
具体的には以下の項目です。
- ブレット
- 価格
- 保証
サービスを購入することで得られるベネフィットを明示して、読み手の購入意欲を掻き立てましょう。
QUESTの法則の”T”
Transition(変化させる)
「T」では、読み手に実際に行動してもらうパーツになります。
どうしたら、背中を押すことができるのか。
効果的な要素は以下のとおりです。
- 限定性
- 希少性
- 追加特典
- 簡単な決済方法
- 購入or申し込みボタン
このQUESTの法則をセールスレターで活用するならば、上から注意を引くことにはじまり、行動させることで終えることを目標とします。
QUESTの法則 まとめ
QUESTの法則は、人によってパーツごとの解説が異なることがあります。
ですので、アウトラインに従って何を伝えるパーツかを考えながらパーツを並び替えていくといいと思います。
・Understand(共感する)
・Educate(啓発する)
・Stimulate(興奮させる)
・Transition(変化させる)
そして、あくまでもアウトラインになりますので、結果的には各パーツで、どれだけ読み手に信用してもらえるかが鍵です。
AIDAの法則と同様に、とても使いやすい構成なので、使う機会があったらぜひ。
その他の、ライティングの型はこちらを参考にしてくださいね。