・検索意図はどのように調べたらいいんだろう…
・潜在的な検索意図を知る方法はないかな…
こんな悩みを解決します。
ご紹介する「検索意図の考え方」を実践すれば、検索意図を満たしたユーザー満足度の高い記事が書けるようになります。
僕も検索意図をしっかりと考えるようになってから、少しずつ記事が上位表示されるようになりました。
この記事では、キーワードから逆算した検索意図の調べ方から考え方まで解説しています。
読み終えることで、検索意図を汲み取った記事が書けるようになります。
検索意図とは
検索意図とは、検索窓に調べたい事柄を入力するさいの、ユーザーの意図や目的のことです。
「検索」という行動の裏側には「知りたい情報」があり、その情報を漏れなく伝えるコンテンツがGoogleに評価されるんですね。
たとえば、「東京 気温」と検索する人は、東京都の気温を知りたい理由があります。
ユーザーは気温から、どんな服装が好ましいのか迷っているのかもしれません。
検索意図を満たすというのは、ただ気温を伝えるコンテンツではなく、気温に合った服装も提案するコンテンツのことを指します。
検索意図の理解が大事な理由
検索意図の理解がないと、検索上位に表示されません。
なぜなら、ユーザーが求めていない情報は価値がないとGoogleは判断するからですね。
このことは、「Google が掲げる 10 の事実」の1項目を参考にすると答えに近づきます。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用 Google が掲げる 10 の事実」
ユーザー満足度の高い記事を書くには、検索意図の理解は必須ですね。
4つの検索意図
検索意図は4つに分類されます。それぞれのクエリによって検索意図は変わってきます。
- Knowクエリ(知りたい)
- Goクエリ(行きたい)
- Doクエリ(やりたい)
- Buyクエリ(買いたい)
それぞれ解説していきますね。
Knowクエリ(知りたい)
Knowクエリは、動詞を除いたクエリと考えてください。
Goクエリ、Doクエリ、Buyクエリに属さないものですね。
たとえば、「東京 天気」「検索意図」「暗号通貨とは」「水ダイエット 効果」などが挙げられます。
「それって何?」という意図で、意味を知るときや、その情報を知るときに検索されます。
Goクエリ(行きたい)
Goクエリは、目的地へ行くことを前提に調べるクエリです。
たとえば、「沖縄 観光」「バー 六本木」「英会話 YouTube」など。
「その場所に行きたい、こんな場所はある?」という情報を知りたいときに検索されます。
Doクエリ(やりたい)
Doクエリは、行動や方法論を知りたいときに調べるクエリです。
たとえば、「伊勢神宮 行き方」「筋トレ やり方」「あじ 焼き方」「確定申告 ネット」などが挙げられます。
「そのやり方や方法を知りたい」というときに検索されます。
Buyクエリ(買いたい)
Buyクエリは、商品を手に入れたい、サービスを受けたい!といったときに調べるクエリです。
たとえば、「中央区 UberEats」「Amazon 水」「嵐 チケット」などが挙げられます。
「ほしい、買いたい、申し込みたい」というときに検索されます。
検索意図の調べ方
では、ここから検索意図の把握するための調べ方について解説していきます。
検索意図の調べ方は以下の4つを駆使しましょう。
- 上位サイトを調べる
- サジェストキーワードを調べる
- 共起語を調べる
- お悩みサイトを調べる
やり方を一つずつ解説します。
上位サイトを調べる
実際に検索窓にキーワードを入力して、上位サイトを調べましょう。
調べる点は、タイトル、書き出し文、目次で大丈夫です。
どのような情報を盛り込んでいるかを知ることで、ユーザーが求めている検索意図がわかります。
サジェストキーワードを調べる
サジェストキーワードにも、検索意図が隠れていることがあります。
つまり、同じキーワードを入力した人が、過去に調べているキーワードともいえます。
たとえばこの場合、「伊勢神宮 行き方」と検索したユーザーは、どこの人かわかりません。
ですから、満足度の高いコンテンツを作成するにあたり、東京、名古屋、大阪、福岡からの行き方に加え、車、電車、飛行機での行き方も加えた方が、満足度が高くなります。
東京から調べているのに、大阪からの行き方しか紹介されていなければ、ユーザーニーズを満たしている記事とはいえませんね。
共起語を調べる
サジェストキーワードと同様に、共起語からも検索意図が見つかることがあります。
たとえば、共起語検索で「伊勢神宮 行き方」と調べると、上の画像のように共起語が検出されました。
「バス、近鉄、内宮、外宮、電車、時間、料金、高速、交通」などですね。
コンテンツに含めた方が、ユーザーニーズを満たせそうなものを拾い上げましょう。
お悩みサイトを調べる
お悩み系サイトには、深層のニーズが隠れている場合があります。
つまり、本当に成りたい姿を教えてくれるので、ゴールが書かれているのと同じですね。
たとえば、「対人関係 上手くいかない」で検索すると、YAHOO知恵袋には次の相談がありました。
出典:YAHOO!知恵袋
悩みは対人関係が上手くいかないことですが、願望は後半にいくつか見つけられますね。
といった提案だってできますね。
検索意図の考え方
検索意図を考えるときには、検索時の過去と未来を考えましょう。
主軸となるのは、過去(顕在ニーズ)で、満足度を高めるのが未来(潜在ニーズ)となります。
それぞれの考え方を解説しますね。
顕在ニーズ:「なぜ、そのキーワードで検索したのか」
顕在ニーズは、過去から考えて、そのキーワードに至った理由を考えます。
顕在ニーズというのは、検索した背景があり、シンプルに検索したワードの答えが知りたいというニーズです。
たとえば、「対人関係 上手くいかない」と検索したなら、顕在ニーズは対人関係が上手くいかないときは、どうしたらいいのか?といった答えを知りたいわけです。
顕在ニーズは、コンテンツを作るときに外すことのできない主軸となります。
潜在ニーズ:「ユーザーはどうなりたいために検索したのか」
潜在ニーズは、検索した未来の答えを汲み取ります。
たとえば、「対人関係 上手くいかない」と検索した人の潜在ニーズは、会社の対人関係を良好にして、居心地を良くしたいのかもしれませんし、上司に気に入られて昇進したいのかもしれません。
このあたりは設定するペルソナによって変わりますが、本当のゴールは対人関係が上手くいかないときに、どうしたらいいのかではなく、改善して対処を行い、ゴールに到達することなんですね。
まとめ
検索意図から、顕在ニーズと潜在ニーズを満たすコンテンツを作りましょう。
そうすれば、満足度が上がり、SEOでも評価されます。
言葉にしないけれど、深層心理に描いているゴールを見つけ、道を照らしましょう。