ロングテールキーワードの見つけ方がわからない
アクセスをとっていく具体的な方法が知りたい
こんな疑問に答えます。
・ロングテールキーワードの見つけ方
・記事にするべきロングテールキーワードの選定方法
・ロングテールキーワードから収益につなげるには
ロングテールキーワードの記事は強いサイトを作るうえで必須です。
しかし、キーワードの選定方法を間違えば、アクセスはあっても結果につながりません。
コンバージョンへの導線や、記事のゴール設定が重要になります。
そこで、この記事ではロングテールキーワードの選び方から、アクセスを収益への導線まで導く具体的な方法について解説します。
最後まで読み終えることで、キーワード選びのコツがわかりますよ。
ロングテールキーワードの見つけ方
ここでは、大まかなロングテールキーワードの抽出方法をお伝えします。
- サイトのテーマであるビッグキーワードをラッコキーワードツールで検索する
- 2語で検索ボリュームのあるキーワードをラッコキーワードツールで検索する
- ②を他の2語キーワードでも繰り返し、エクセルやスプレッドシートに貼り付ける
- すべての列のキーワードボリュームをキーワードプランナーで調べる
① サイトのテーマであるビッグキーワードをラッコキーワードツールで検索する
ラッコキーワードツールを使い、ビッグキーワードを入力してサジェストキーワードを抽出しましょう。
検索結果が表示されたら、画像の赤枠で囲った「全キーワードコピー」をクリックしてコピーします。
コピーしたものをエクセルやスプレッドシートに貼り付けましょう。
② 2語で検索ボリュームのあるキーワードをラッコキーワードツールで検索する
全キーワードを貼り付けると、画像のように2語以上のキーワードも見つかります。
赤枠内のように2語以上でもボリュームの多いキーワードは、もっと細分化するために、再びラッコキーワードツールに入力して「検索→抽出→全キーワードコピー」を繰り返し、どんどんエクセルに貼り付けていきます。
③ ②を他の2語キーワードでも繰り返し、エクセルやスプレッドシートに貼り付ける
上の画像のように、ボリュームの多いキーワードはすべてサジェストキーワードを取得していきます。
④すべての列のキーワードボリュームをキーワードプランナーで調べる
エクセルに貼り付けたキーワードのボリュームを取得していきましょう。
利用するツールは、無料で使えるGoogle広告のキーワードプランナーです。
以下、ボリュームを取得する手順です。
手順1:上部メニューの「ツールと設定」を選択
赤い丸で囲われている「ツールと設定」を選択しましょう。
手順2:キーワードプランナーを選択
メニューの左端にある「キーワードプランナー」を選択しましょう。
手順3:「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選択
右側の「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選択してください。
手順4:エクセルの列ごとに、すべてのキーワードを貼り付けて「開始する」をクリック
エクセルの列すべてのキーワードを貼り付けたら「開始する」をクリックします。
手順5:貼り付けたキーワードのボリュームが抽出されるので、csvで保存する
赤い丸で囲った下矢印のアイコンをクリックします。
「過去のプラン指標」にあるcsvデータをダウンロードします。
ボリューム付きでダウンロードされた、すべてのキーワードをコピーして、再びもとのエクセルに貼り付けます。
これを繰り返してすべてのキーワードのボリュームを取得します。
大まかなロングテールキーワードの見つけ方は以上です。
記事にするべきロングテールキーワードの選定方法
前項でご紹介したロングテールキーワードをすべて記事にするわけではありません。
自分のサイトのコンセプトによって必要のないキーワードは取捨選択します。
- PVとCVで考える
- ニーズとウォンツで考える
- サイトの方向性に沿って取捨選択する
1 PVとCVで考える
それぞれのロングテールキーワードを、PVとCVの観点から振り分けてみましょう。
ここで、PVからもCVからも遠いキーワードは必要か必要でないかをサイトの方向性から決めます。
2 ニーズとウォンツで考える
ニーズとウォンツの4つの枠から考える。
・お悩みキーワード
・そのうちキーワード
・まだまだキーワード
今すぐキーワードが一番コンバージョンにつながりやすく、まだまだキーワードが一番遠くなります。
まだまだキーワードのユーザーは、コンバージョンさせるまでに教育が必要となるので、教育用の記事も必要になります。
サイトの方向性によっては切り捨てる場合もあります。
3 サイトの方向性に沿って取捨選択する
前項でご説明したように、今すぐキーワードがコンバージョンに一番近いキーワードです。
逆にまだまだキーワードは切り捨てる対象に入ります。
まだまだキーワードは書かない場合、お悩みキーワードとそのうちキーワードが集客記事となり、今すぐキーワードが収益記事となります。
ロングテールキーワードから収益につなげるには
簡単に説明すると、集客記事から収益記事へ誘導することで収益につながります。
もう少し具体的に説明をしていきますね。
事前にサイトの中で、訪問したユーザーにとってほしい流れを想像しておく必要があります。
「辛くない方法でダイエットしたい→辛くないダイエット方法の記事を読む→ダイエット器具を購入」
流れが決まれば、集客記事から収益記事にリンクを貼って導線を引きましょう。
「辛くない方法でダイエットしたい」から「辛くないダイエット方法の記事」へ流れるようにリンクを貼ります。
「辛くないダイエット方法の記事」から「ダイエット器具」のページに流れるようにリンクを貼ります。
以上の流れでロングテールキーワードから収益につなげましょう。
ロングテールキーワードのメリット・デメリット
ロングテールキーワードのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
ロングテールキーワードのメリット
- 記事が書きやすい
- コンバージョン率が高い
- 検索上位を取りやすい
- ビッグキーワードの評価につながる
記事が書きやすい
ロングテールキーワードはキーワードが多くなることから、ユーザーの悩みが明確化されているので、記事が書きやすくなります。
たとえば、「ダイエット 健康的に 痩せたい」というキーワードなら、ユーザーはダイエットしたいけど健康的な方法を望んでいるとわかります。
少なくとも、食事を抜いての過度な減量を望んではいませんね。
それなら、一日三食の中で食べてはいけない食材や、食事の時間帯、運動などに絞られてくるので記事が書きやすくなります。
コンバージョン率が高い
悩みが明確化されているだけに、悩みの解決法をドンピシャで提案することで、コンバージョンしやすくなります。
たとえば、「ダイエット 健康的に 痩せたい」のであれば、「一日たった3分、自宅でできる運動法」のPDFをダウンロードして、毎日行ってください。1ヶ月後には2キロの減量が期待できます。といったPDFがダウンロードされれば、コンバージョン成立です。
もしこれが「ダイエット 痩せたい」というキーワードだったなら、提案が多くなるので記事が長くなってしまい、ピンポイントでユーザーに刺さる記事にはなりません。
なので、ロングテールキーワードはコンバージョン率が高いんですね。
検索上位を取りやすい
ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ない代わりに、検索上位が取りやすくなります。
検索した1ページ目に企業サイトがなければ上位表示が可能なので、積極的に記事を書いていきましょう。
ビッグキーワードの評価につながる
ロングテールキーワードで、検索流入が取れる記事を増やすことは、ビッグキーワードの評価につながります。
塾の生徒が名門に次々と合格すると、その塾の知名度が上がるみたいな感じです。
なので、ビッグキーワードを攻略するには、ビッグキーワードから書くのではなく、一つひとつのロングテールキーワードでアクセスを集めていく戦略の方がおすすめです。
ロングテールキーワードのデメリット
- 流入数が少ない
- 多くのコンバージョンは見込めない
流入数が少ない
ロングテールキーワードはボリュームが少ない分、サイトへの訪問者が少なくなります。
焼き鳥屋をはじめたけど、一日にお客さんが一人しか来なかったら、未来が不安になりますよね。
でも、いい仕事をしていれば、そのお客さんが他のお客さんも連れてきてくれます。
ブログも同じで、いい記事は評価されて読者が集まるようになりますよ。
多くのコンバージョンは見込めない
ロングテールキーワードは、少ない訪問者に確実に刺さる記事を提供するイメージです。
コンバージョン率が1%だとしたら、一日に10,000人訪問するビッグキーワードなら100名はコンバージョンします。
しかし、1日に100名しか訪問しないキーワードだと、コンバージョンは1名になります。
ここは割り切って、ビッグキーワードの評価を上げるためと考えましょう。
ロングテールキーワードは、サイトのパワーを上げるために重要な役割を担っています。
当然ながらユーザーにとってもなくてはならない記事なので、読者を思って書きましょう。
まとめ
ロングテールキーワードの選定は、サイト内のユーザーの行動に合わせて選びましょう。
おさらいですが、手順は以下のとおりです。
② 4つの枠でキーワードを整理する
③ キーワードを取捨選択する
あとはサイトに訪問したユーザーの行動を想定して、必要なキーワードで記事を書いていけばOKです。
ぜひ、参考にしてください。