漢字と言葉の使い分け

「合わせる」と「併せる」の意味の違いと正しい使い分け方

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この記事では、「合わせる」と「併せる」の意味の違いと使い分け方についてご紹介します。

 

それぞれの違いを知ることで、場面に合った使い分けができるようになりますよ。

「合わせる」と「併せる」の違い

ふたつの違いは以下のとおりです。

 「合わせる」=一致・合計
「併せる」=同時に・並列・付加

「合わせる」の意味

「合わせる」とはweblio辞書によると

・二つ以上のものをつけて一つにする。「仏前に手を—・せる」「周辺の町村を—・せて市にする」

・心や力などをまとめて一つにする。一致させる。「心を—・せて事に当たる」「力を—・せて頑張る」

・付け加える。合計する。「三と四とを—・せると七」「人口は両村を—・せても三〇〇〇人」「今までの業績も—・せて考慮する」

引用元:weblio辞書

といった場合に用いると記述されています。

つまり、一致・合計を意味します。

「合わせる」の正しい使い方

(例)

① つじつまを合わせる
② 引き合わせる
③ AとBを合わせる

③の付け加えるは、併せるでも使われるため、合わせる・併せるのどちらでもOKです。

「併せる」の意味

「併せる」とはweblio辞書によると

・釣り合うようにする。相応するようにする。調和させる。「環境に—・せた建築物」「洋服に靴を—・せる」

・異なる種類の楽器をいっしょに鳴らす。合奏する。「琴に尺八を—・せる」

・武器を互いに打ち合わせる。転じて、戦う。「チャンピオンとグローブを—・せる」

引用元:weblio辞書

といった場合に用いると記述されています。

つまり、同時に・並列・付加を意味します。

「併せる」の正しい使い方

(例)

・併せ馬
・併せ持つ
・2つの町を併せる

まとめ 「合わせる」と「併せる」の意味の違い

おさらいです。

「合わせる」=一致・合計

「併せる」=同時に・並列・付加

以上にように使い分けましょう。

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