「あたる」という漢字をすべて「当たる」で書いてしまうと間違いになるケースがあります。
この記事では、「当たる」と「中る」の違いについて解決します。
「当たる」と「中る」の違い
結論、体(内側)に害がある場合は「中る」を使います。
その他の場合は大体「当たる」を使いましょう。
難しいところで例をあげると「ボールが体にあたる」という場合は体に害がありそうですが、ボールが当たるのは体の外側なので当たるを使います。
「当たる」の意味
「当たる」とはweblio辞書によると
・物事や人が直面、接触する。ふさわしい状態になる探りを入れる。ようすを見る。確かめてみる。受けとめる。
といった場合に用いると記述されています。
つまり、接触、的中、配分などを表します。
「当たる」の正しい使い方
(例)
・当たり障りのない返答をする
・当たり前のような振る舞い
・思い当たる節があった
・驚くに当たりません
・新年を迎えるに当たり当社では…
「中る」の意味
「中る」とは用事用語ブック第7版によると
・食べ物や毒気にあたる
といった場合に用いると記述されています。
つまり、体に障る、中毒などを表します。
「中る」の正しい使い方
(例)食あたり、湯あたり
・食中りを起こした原因は、昨日食べたお刺身だろう。
・温度が高い温泉に何度も入浴すると湯中りを起こすかもしれない。
まとめ 「当たる」と「中る」の違い
多くの場合は「当たる」を使っておけば間違いにはならないでしょう。
もし、病い的なことなら、「中る」を用いると覚えておけば大丈夫だと思います。
ポイント
中るを使うときのヒントは「体に障る」ものです。